各種報告書等の翻訳

弊社では様々なドキュメントを翻訳させていただいておりますが、あらためてどんなドキュメントがあるのかをまとめてみたいと思います。

報告書の種類

環境やエネルギー、原子力関連は、安全で安心、将来長期的な視点から考えていくことも大切です。そしてその進捗や周囲への報告も欠かすことができません。たとえば、以下のような報告書があります。

報告書の種類説明
環境報告書環境報告書は企業が取り組んでいる活動を、ステークホルダーさらには広く社会へ公表するための報告書です。自社の企業活動を具体的に公表および報告することにより、持続可能な社会の一員として生存していくための非常に重要な報告書だと言えます。
サステナビリティレポートサステナビリティとは「持続可能」と翻訳されますが、そのレポート(報告書)となり、環境報告書にも近しい内容ですが、労働環境や地域の貢献活動、社内倫理等などにも触れているため、若干違いがあります。
アニュアルレポートいわゆる年次報告書のこと。企業の当該年度の財務内容を盛り込んだ報告書のことです。
統合報告書CSR 報告書とアニュアルレポートを合わせた報告書のこととして認識されています。
グリーン調達ガイドライングリーン調達とは、納入先企業が、サプライヤーから原材料、部品、資材、サービスなどを調達する際に環境への負荷の少ないものを選択し、優先的に調達することを指します。グリーン調達は、納入先の企業の戦略や、環境へ配慮に沿って実施されるものであり、一方サプライヤーサイドでは、クライアントである納入先企業の持つグリーン調達方針などを満たす必要があります。
「グリーン調達ガイドライン」は上記に準拠した各社が掲げる調達基準のことです。
エネルギーに関する年次報告(白書)「エネルギーに関する年次報告」は、エネルギー政策基本法の第11条に基づいて、政府がエネルギーに関して講じた施策の状況を国会に提出する報告書のことでいわゆる「エネルギー白書」と呼ばれています。
CSR 報告書CSR 報告書とは、企業が環境や社会に対して、いわゆる CSR(企業の社会的責任)をベースに活動する社会的な取り組みをまとめている報告書のことです。
環境ヒヤリハット報告書「ヒヤリハット」とは、「ヒヤリとした」「ハッとした」を語源としていますが事故につながったかもしれないというケースを指します。これになぞらえ、環境ヒヤリハットとは企業活動における環境に対する汚染直結する危険性がある事(社内での事故や社外での事故など)が発生した場合に報告をします。

といった様々な報告書類です。

これらの報告書では、新エネルギーに関する報告書や、原発関連の非常にクリティカルな内容を含んだ報告書や将来にわたっての環境や社会といった側面から、地球規模、地球単位での持続可能な(サステナブルな)発展目標に向け、企業としてどのような活動をし、どのように貢献しているかの度合いを示すサステナビリティレポートなど、あらゆる言語において正しく翻訳されなければなりません。

報告書の翻訳に必要なこと

ご存知のようにこれらの報告書類は、それぞれの目的をもって制作されており、与える影響も大きいことから、まずは正確に翻訳されることが重要になります。正確に翻訳するために最低限必要なのは「目的と手段」です。

ポイント1:目的を明確にする

まず最初に以下の2点を抑えておく必要があります。

  1. 各報告書が持つそれぞれの目的は何か?
  2. 誰が読者として想定されているのか?

この認識がずれていると、どんなに一生懸命翻訳しても、何の意味もなくなってしまうので注意が必要です。

ポイント2:専門用語を正確に翻訳する

もうひとつ重要なポイントとして「専門用語」の取り扱いがあります。

たとえば原子力発電、いわゆる原発に関しての安全報告書や検査報告書においては、放射線や放射能といった一般用語に近いものから、原子力発電所の廃炉(デコミッショニング)、崩壊熱、連鎖反応、炉心融解、臨界、超臨界、中性子スペクトルなどの様々な高度専門用語が頻出します。

これらの意味をしっかりと理解して翻訳しなければ、正しい報告書としての機能を果たすことができません。事実を事実たらしめ、周知するためにも専門用語は注意して翻訳していく必要があります。

環境エネルギー分野の知識と経験豊富な翻訳者

弊社では、この分野において非常に専門性の高い知識を有する翻訳者をアサインすることで、様々な報告書をはじめとした翻訳を行っております。

また環境エネルギー分野の用語集を構築し運用することでしっかりとしたご安心いただける訳文の品質を確保しております。

まとめ

いかがでしょうか。

目的(各報告書を正確に翻訳し、読み手に伝えること)を明確にしてそれを達成するための手段(正確な翻訳や専門用語)を実行することによって、貴社がご希望する翻訳品質を手にすることができると言えます。

ぜひお気軽に弊社までお問い合わせください。

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